執筆者:中島正博
はじめまして。
マーケター/コピーライターの中島正博です。
お客様向けにはこのように名乗っていますが、
社内では会議のファシリテーションや
さまざまな論点整理・企画書作成をしています。
ファシリテーションって、なに?
「ファシリテーション」というと、
どんなイメージを持ちますか?
会議の進行役とか、司会でしょうか?
Wikipediaで調べてみると、、、
『ファシリテーション(英: facilitation)は、会議等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させるリーダーの持つ能力のひとつ。』
と説明されています。
、、、。
なんだか、わかりにくいですね、、、。
大事なところだけ抜き出してみますと、
「会議等の場で(中略)
合意形成や相互理解をサポート(中略)
組織や参加者の活性化、協働を促進させる」
ここだけみれば、わかりやすいですね。
つまり、メンバー同士の意見をまとめたり
相互理解を深めることで、
チームワークを促進するということです。
多くの組織には、ファシリテーターが足りない
ほとんどの組織には、「リーダー」や「マネージャー」はいます。
しかし、「ファシリテーター」はいません。
なぜでしょうか。
それは、今までのチーム理論が
「リーダーが決めた目標をメンバーみんなで達成する」
「マネージャーが管理し、メンバーがそれに従う」
という、上意下達型のイメージだったからです。
しかし、それだと多様なメンバーの個性が生かされないですね。
実は、マーケティング・エッセンシャルズは、
多様なキャリアを持ったメンバーが集まる
かなりフラットな会社なのです。
そのメンバーの持ち味を発揮するためには、
ファシリテーションで意見をまとめたり、
お互いの考えを理解する仕組みが必要なのです。
別に僕が、ファシリテーションの達人なわけではないですが、
その大切なお役目を私が担うことが多いです。
(少しずつ、他の人にもファシリテーションを
任せるようにしていますが)
ファシリテーターに必要な、たった一つのこと
もしこの記事を読んでいるあなたが、
「自分の会社にはファシリテーションが足りないな」
と思い、ご自身もしくは誰かに
ファシリテーターを任せるとしたら、
「これだけは大切にして欲しい」、ということがあります。
それは、
「ファシリテーターは無条件にメンバーを信じること」
です。
新しい会議やMTGを立ち上げた時、
大抵は最初はうまくいきません。
自分の思い通りの進行もできないし、
メンバーも自分の期待した通りに動かない。
でもそれを、メンバーのせいにしないでください。
メンバーに、会議やMTGの意味や役割を理解させること。
発言を促し、正直なコミュニケーションを促すこと。
会議やMTGの内容をその後のチームワークに反映し、
成果に結びつけること。
場合によっては、そのための協力を外部に要請すること。
これらは全てファシリテーターの仕事です。
「あの人は、会議に非協力的だ」
「なんであの場で発言せずに、あとで個別にグチグチいうんだ」
そんな風に思わないでください。
そうさせているのは、ファシリテーターの未熟さなのです。
自分がいい仕事をすれば、全てのメンバーが
会議に積極的に参加し、発言し、
素晴らしいチームワークを発揮してくれるはず。
そう思わないと、ファシリテーションなんてできない。
「今すぐできなくてもいい、
いつかきっと発言してくれる。
それまで諦めずに、発言しやすい雰囲気を作ろう。」
僕はそう信じて、ファシリテーションをしています。
人間が相手ですから、長期戦は覚悟です。
さいごに
お客様にいいサービスを提供するには、
仕組みやスキルはもちろんのことですが、
社内のチームワークもとても大切です。
気軽に相談し、アイディアを出し、
相互に承認し、信頼し、協力できなければ、
お客様へのアウトプットが低下してしまいます。
ファシリテーターができることは、
会社のパフォーマンス改善のほんの一部ではありますが、
私たちが少しでも良いチームになり、
お客様へのさらなる貢献や価値提供ができたらと思います。
同様に、この記事を読まれているあなたに、
この記事を通してファシリテーションの大切さを知っていただき、
ビジネスの改善に繋げていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。